ステロイド剤を長期に渡り服用されている方へ
投稿日:2022年8月26日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:未分類
ステロイドとは人間の身体の中で作られるホルモンの一種です。
副腎で作られる副腎皮質ホルモンです。
このホルモンが持つ作用を薬として応用したものがステロイドと呼ばれるものです。
ステロイドを薬として使用すると、身体の炎症反応や免疫反応を抑制する作用ががあり様々な疾患の治療において使用されています。しかしながら副作用も甚大で、特に長期使用においては注意が必要となります。
ステロイドの長期服用者の歯科治療について
・「炎症」は感染に対する身体の防御反応です。その「炎症」が抑制されてしまうと感染しやすくなります。観血処置の際には十分注意が必要です。抗生剤の種類や分量の変更が必要になる事もあります。
・長期に渡りステロイドを使用していると、身体から出る副腎皮質ホルモンの分泌が抑えられてしまいます。その結果、体調を崩すことがります。そおれを防ぐために通常よりも多くのステロイドを服用していただくことがあります。医科の先生と相談しながら治療方針を決めていきます。
歯科治療においても著しい炎症が収まらいない時など、ステロイドを使用する事があります。
しかしながらステロイドの長期服用者は扱いが異なります。
お薬手帳を必ず持参いただき、現在の状況をお伝えくださいね。
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