自分で歯周病だとわかりますか?
投稿日:2018年2月16日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
今や成人の8割が歯周病と言われていますが、ご自分で気づいておられる方がどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
歯周病の原因は複合的です。その中でも最も影響のある原因のひとつが歯周病関連細菌によるもです。
細菌により炎症症状が引き起こされると様々な症状が現れます。
しかしながら痛みを伴わないこともしばしばありますので、気付かずに放置しておくと取り返しのつかない事に至ることも少なくありません。
歯周病に罹患すると以下の症状が見受けられます。
1)歯肉が腫れる
2)歯肉から血が出る
3)歯が動揺する
4)歯と歯の間に隙間ができる
5)歯が動いた
6)歯の周りに違和感がある
7)食べ物がつまりやすくなった
8)口臭を指摘された、または自分でそう感じる
などが挙げられますが心当たりがあるでしょうか?
歯周病が怖いとされる理由の一つとして、ある一線を越えてしまうと元に戻らないという点です。
歯周病が進行すると歯を支えている周りの組織、特に歯槽骨と呼ばれる骨が吸収して無くなります。
人の身体をつくる組織の中で硬組織とよばれる組織は、一度喪失するとそのほとんどは回復することはありません。したがって骨が無くなる前に適切な処置をすることで、一線を越えることを阻止することができます。
早期発見、早期処置が良い予後に繋がります。上記の症状があるようでしたら
早急に歯科を受診されることをおすすめいたします。
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