歯が悪くなって噛めなくなると不足する栄養素は?
投稿日:2019年10月5日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
食べたいものが食べれない状態が続くと、誰もが強いストレスを感じます。
しかしながらその状態が長期にわたると、ほとんどの方が食べられない状態に慣れてしまいます!
ストレスを回避するための適応反応だと言えます。
さらに時間が経過すると食べ物の嗜好さえも変わり始めます。
「年をとったらさっぱりとしたものが好きになった」なんて発言の裏には、ただ単に食べやすいから好きになった可能性も否めません!
よく噛むことが出来ない高齢者にどんな事が起きているのでしょうか?
・歯が悪くなるとあまねく食が細くなる傾向にあります。柔らかい物を好み、特に麺類などを食べる頻度が
増します。また手軽に満足感を得られるお菓子の間食も増えがちです。
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その結果、糖質過多となり血糖値コントロールが不能に + 高齢者のため運動不足が日常化
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糖尿病に陥る可能性が高くなる
上記のような負のスパイラルに陥ることもありますので、お口の中に問題があり、普段通りに噛めない時には、慣れるのを待つのではなく、歯科に相談することをお勧めいたします。
つづく
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