幼児期後半(3~5歳)の虫歯予防について
投稿日:2020年7月11日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
虫歯のリスクについて
乳歯列が完成して、咀嚼機能も充実するので家族とほぼ同じ食事を採ることができるようになります。
加えて日々の活動範囲が広がることからショ糖を含む食品、含糖食品を摂取する機会が増えだします。
この時期以降はミュータンス菌の伝播・定着のリスクは減少しますが、
糖分を含む飲食物の摂取により虫歯のリスクが高まります。
食生活習慣からの虫歯予防
噛み応えのある食事を適度に与え、よく噛む習慣をつけることが重要です!
よく噛むことで、唾液の分泌が高まり、口腔内の自浄作用が働きます。
糖分が多く、お口の中に長い時間停滞するような菓子類、飲料水の飲み方は、脱灰を促し、再石灰化を妨げ、結果虫歯を誘発します。
食生活のリズムにある程度の規則性を持たせる事が大切であると考えます。
口腔清掃習慣からの虫歯予防
子供自身で口腔清掃を行える時期です。しかしながら乳臼歯が生えそろう事で、歯の溝や、歯と歯の間などにプラークが付着しやすくなります。結果デンタルフロスなどの清掃補助用具の使用も必要になりますので保護者の仕上げ磨きは必ず必要です。それには保護者自身が虫歯予防の知識を備えている事が大前提となりますので、是非この機会に気を向けていただければと思います!
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