指しゃぶりと年齢と歯科矯正
投稿日:2017年11月26日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
幼児期には、様々な習癖が見受けられますがその中でも指しゃぶりが多く悩んでいらっしゃる親御さんも少なくありません。
本日も「指しゃぶりを治したい」とおっしゃる親御さんが娘さんを連れて来院されました。その娘さんの年なんと9歳でした。レアケースだと思われます。
多くは、乳児期、おなかの中で指しゃぶりをしている胎児もいますが、からはじまり3~4歳(幼稚園へ行き始める時期)でやめるお子さん、それを過ぎ小学生に入学する頃までにやめるお子さんがほとんどですが小学生になっても寝る前などにまだしているお子さんもいます。
治し方も様々ですがお子さんが幼稚園や学校などの社会へ入り同世代の子どもたちと遊ぶ中で友達に指摘され指をしゃぶる行為が恥ずかしいと思うようになると止めていくお子さんが多いようです。社会へ出ると幼児期から他者への容認欲求が始まります。恥ずかしいということがインストールされるんですね。
しかしながらそれでもやめないお子さんもいるわけですがお口の中には、悪影響が顕著に認められるようになります。習癖を治すトレーニングも効果的ですが後に矯正治療が必要になるケースも少なくありません。またお口の周りの筋肉により自然に治るケースも見られます。その場合は、お口を閉じる事が非常に大切な事になります。
お子さんによって程度が様々ですので心配されている親御さんは、早期の段階で歯科医院へ相談されるとよろしいかと思います。
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