虫歯と甘い物について
投稿日:2020年2月1日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
「甘い物をたくさん食べると虫歯になる」この下りは、当たり前のように皆に浸透していると思いますが、
実は「量」と同じくらいに「食べ方」も虫歯の成因に関与しているのです!
「甘い物を控えているのに虫歯になってしまう方」
食べ方に問題があるかもしれません!
飲食後のお口の中では、脱灰と再石灰化が繰り返し行われています。
脱灰とは、飲食物の生み出す酸により歯の成分が溶けだしてしまう事です。
その後、時間をかけて唾液によって溶け出した成分が再び歯の中に戻ることが
再石灰化と呼ばれます。
脱灰の働きが再石灰化の働きを上回ると虫歯になります!
この論理からは甘い物を摂取する「量」よりも「頻度や時間」が問題となることが分かると思います。
甘い物をお口の中に入れておく時間が長ければ長いほど虫歯のリスクは高まります!
飴やグミ、ガム、などを長時間口の中に入れておく事は止めましょう!ジュースなども同じです!
野菜ジュース、ヨーグルトドリンクなどヘルシーなイメージのある物でも、砂糖を含んでいることがほとんどですので、飲む前に砂糖の有無を確認してくださいね!
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