歯周病とメインテナンス
投稿日:2021年5月18日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
なぜ歯周病にはメインテナンスが必要なのでしょうか?
歯周病の治療後に、症状が改善したにも関わらず定期的にメインテナンス受診を勧められますが
「良くなったのになぜ?」と思われる方も少なくありません。
メインテナンスが必要になる方は、歯周病の程度によってその重要度が変わります!
・軽度の歯周病(骨の破壊がほとんど無く、大まかではあるがバクテリアコントロールが出来ている)
このような方で、歯周病に対して前向きで、自分でセルフケアが出来る方は、6か月~12か月程度の間隔でメインテナンスされるとよろしいと思います。
・中等度に進行した歯周病(骨の破壊が認められる部位があり、歯周ポケットが残存している)
歯周ポケットが有る、歯の根が露出している、歯の欠損がある、義歯もしくはブリッジを装着しているなど
バクテリアが潜伏しやすい環境がある場合は、歯科医院でのケアが必要になりますので、2~3か月毎くtらいのペースでメインテナンスされるのが良いのではないでしょうか。
・重度に進行した歯周病(骨の破壊が著しく、歯の喪失もある。残存しているはの動揺も認められる)
このような重度に進行した歯周病に罹患している方は、月に一度のメインテナンスをお勧めいたします。
以前にもお話ししたように、歯周病は、他の全身疾患にも影響を与える病気です。
慢性的な炎症が持続していると、様々な病気を引き起こします。バクテリアコントロールを徹底する事がとても重要になります。
上記に当てはまらいケースもありますが、定期的にメインテナンスを受ける事はバクテリアコントロールを続ける良い手段の一つですので、是非続けてくださいね!
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