お口の中の細菌のお話しについてのつづき
投稿日:2022年2月20日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
私たちの身体はたくさんの細胞から成り立っていますが、それらの細胞は毎日入れ替わっています!
したがって厳密に言えば「今日の私」は、「昨日の私」とは違います!
そして新しく作られる細胞の中には「がん」になる可能性のある細胞も含まれます。
ところで、私たちの免疫機能は、外からの外敵と戦うだけでなく、上記のような自分の身体の中ら出てくる「がん」などの細胞にたいしてもしっかりと機能しています。
この免疫機能は高齢になるとていか傾向にあります。高齢者に「がん」が多く発症するのはこのためだと考えられます。
近年の研究で歯周病関連細菌の「フソバクテリウム」が大腸がんや食道がんと関係している事が分かっています。
それだけではなく「がん」になった部位に「フソバクテリウム」が感染するとがんの進行や転移が早い事も明らかになっています。
つまり歯周病は「がん」の発症リスクのひとつとして考えられているのです!
歯周病の予防や治療は「がん」のリスクを下げる事ができるのです!
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