歯周ポケットの検査について
投稿日:2021年5月8日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
歯と歯肉との間には、2~3mm程度の溝があり「歯肉溝」とよばれます。
その溝がおおよそ4mm以上になると「歯周ポケット」とよばれるようになります。
「プローベ」と呼ばれる器具を使って、歯周ポケットの深さと歯の表面の性状を探ることで、歯周病の状態や原因に関する様々な事を知る事ができます。
歯周ポケットが深いという事は?:多くの場合において歯周病の進行を示します!
出血は?(検査中、もしくは検査後の歯周ポケットからの出血):歯周病関連細菌の活動性を示します!
歯周病関連細菌は歯周ポケットの中だけでなく、歯の根の表面にも付着しています!
歯周ポケットの検査をするときに、同時に歯の根の表面性状も探ります。経験豊富な歯科医であれば細菌の付着があるかどうか探知する事ができます!
このような歯の根の表面の細菌を除去する事は、歯科衛生士さんの仕事です!
歯周病検査は軟組織を対象とするので、検査値が変化しやすい特徴があります。このために歯科医院では歯周ポケット検査を頻繁に行い、状況を把握するように努めます。
検査結果を含め、不安な事や聞きたいことは歯科衛生士さんにどんどん聞いてみてくださいね!
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