初期う蝕について
投稿日:2025年6月14日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
穴の開いた虫歯の治療は、虫歯菌に感染してしまった歯質を除去して、その部分に修復物を詰めたり、装着したりします。
一方で、初期う蝕の治療では、見た目の治療前と治療後の変化がほとんど無いのでイメージがつきにくいかもしれません。しかしながら初期う蝕の状態で虫歯を抑える事ができたら、健全な歯に戻ることが出来るので、初期う蝕の治療はとても大切な治療なのです!
初期う蝕の判断は?
歯の表面、特に歯肉と歯の境界部分あたりに見える白濁が脱灰された跡です。
白濁の表層がツルツルしていればまだ初期う蝕の可能性が高いからです。
白濁の表層部分がガタガタしていたり、小さな穴や欠けたような跡があったら、その表層の奥まで虫歯になっている可能性が高いです。
初期虫歯を治すには、「脱灰」と「再石灰化」のサイクルを正常に戻す事です!
それには正常な生活習慣を意味します。食事の回数は特に重要です。食事の内容も重要です。
次回は初期う蝕を治す方法について具体的にお話します!
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