CPP-ACP(リカルデント)について
投稿日:2020年8月31日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
厚生労働省が発表した歯科疾病に関するデータを見ると、歯の喪失原因は、
う蝕と歯周病です!
したがってう蝕を予防することは、個人にとっては勿論のこと、国にとっても非常に重要な課題なのです!
そして歯を守るために開発された材料としてリカルデントが市場に送り出されました。
小さいお子さんを持つ親御さんとお話しすると、まだまだリカルデントは知られていない気がします。
フッ素は毒物なので致死量があります。小さいお子さんが飲み込んでしまうと危険ですが、リカルデントはその心配がありません。10代以上のお子さんであればリカルデントとの併用も可能です!
フッ素の塗布でしようされる
「リン酸酸性フッ化ナトリウム溶液(APF)」
お勧めいたしません!
使用するならフッ化ナトリウムをお勧めします!
PHが非常に低く、歯質に浸透すべきカルシウムの量が、フッ素と結合することで減少、結果として再石灰化の作用が著しく低下してしまう恐れがあります。
リカルデントの使用例
・一日二回、歯面に塗布します、小さいお子さんでも牛乳アレルギーが無ければ問題なく使用できます。
・唾液の分泌を促す作用があるので、ドライマスの患者さんにも有効です!
水を飲んだ後に歯面に塗布します。食後と就寝前に行います!
・リカルデントを水に溶かして、口に含んですすいでもらいます。
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