レントゲン写真って安全ですか?
投稿日:2018年2月4日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
本日は歯科医院で撮るレントゲン写真についてお話させていただこうと思います。
歯科医院で撮るレントゲン写真は大まかに分けると3種類に分かれます。
1)オルソパノラマレントゲン
2)デンタルレントゲン
3)歯科用CT
1)のパノラマ写真ではお口の中全体の写真を映し出すので、骨の病気、顎関節の状態、親知らずの状態、歯周病の進行状況、また上顎洞といって鼻の周囲の空洞の状態などを見ることができます。それらを観察することによって大局的な診察ができスムーズに治療計画を立てることが可能になります。
2)のデンタル写真は局部を拡大して観察することができます。歯の虫歯の状態、歯の根の周囲の病気、歯周病のより詳しい状況など細部の状況を確認することができるので、疾病の診断に診断に非常に役立ちます。
3)のCT写真は3次元観察が可能になるので、パノラマ、デンタル写真では観察することのできない状況をつぶさに知ることができます。精度の高い診断をすることができ、インプラント治療や、難しい根の治療、抜歯には欠かすことのできない装置です。
やはりレントゲンを撮るとなると、それによる被ばくが心配になられる方もおいでになると思われますが心配ないと言っても過言でないでしょう。
パノラマ写真もデンタル写真もほぼ同じ被ばく量ですが、我々が普段自然に浴びる被ばく量の1/100程度です。レントゲン写真を100枚以上撮っても、自然にうける被ばく量よりも少ないくらいなのです。
歯科医院でレントゲン写真を撮影する際、何度も撮り直しがある時があると思いますが、身体には影響ありませんのでご心配ないですからご安心くださいね。
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