歯の接着技術について
投稿日:2022年9月4日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
「接着技術」と一言でいっても何の接着なのでしょう?
一昔前の話になりますが、虫歯を治した後、歯を見ると黒っぽい材料が詰めてあったこと覚えていますでしょうか?
黒っぽい詰め物は「アマルガム」と呼ばれる材料です。最近の歯科治療においては殆ど使用されなくなりました。
当時はまだ歯に良く接着する材料がなかったので、白い材料を歯に詰める事が出来なかったのです!
現在世界中で広く使用されている白い詰め物「コンポジットレジン」という材料です。
このコンポジットレジンと歯をくっけるものが「ボンディング」と呼ばれる接着剤です。
この「ボンディング」の質の向上によりコンポジットレジンが多様に使用できるようになりました。
この接着剤の技術開発の発展により
歯を削る量を減らすことが可能になり、歯が長持ちすることで、より質の高い健康が維持できるようになりました。
この接着技術の発展に最も貢献したのが日本の歯科業界です!
世界中の歯科治療の進化を起こしたと言っても過言ではありません!
次回も話を掘り下げていきます!
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