歯周病を治す
投稿日:2017年11月20日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
当医院では、5人の歯科衛生士さん達が主に歯周病の初期治療を中心にして診療しています。歯周病に対しての基本的な治療としては、最初に疾病について理解していただきます。地味なお話が続きますがとても大切な事なので後になってからも繰り返しお話します。そして患者さん自身でのケアの仕方などから治療が始まり、歯石とりなどの診療へと進んでいきます。基本的には、前、中、後と処置の間に検査をして疾病の改善について評価します。
このような流れの中で歯周病治療は、進んでいきますがここ最近治療してから6~12カ月経過後に評価した患者さんの中ですこぶる改善が見られた方が何人かお見えになりました。歯周病の原因は、虫歯以上に複合的なのですべての方々が初期治療を通して改善される訳では、ありませんが改善される方は、見事に良くなっていきます。
見た目の歯肉の色、形は、もちろんの事、歯自体の動揺も無くなり歯を取り巻く環境が改善されていくのが良く分かります。バクテリアの環境が変化した証と言えるでしょう。
以前にもお話させていただきましたがお口から肛門までは、バクテリアと免疫が平衡を保っている状態です。皮膚の下の組織の中は、無菌ですがお口の中は、細菌がいます。したがって食物を摂取する入口であるお口の中は、細菌の種類、量も変化しやすいのでケアが必要になるのですね。
歯周病も予防によって防ぐことは十分に可能です!まずは、お口の中に気を向けて頂くことから始めていただければと思います!
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