歯周病と心筋梗塞や脳梗塞との関係について
投稿日:2021年2月28日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
心筋梗塞や脳梗塞は血管が主体となる病気で命に係わるし疾患です。
重度の歯周病にかかっている人は、そうでない人に比べて1.5~2.8倍も上記の疾患の発生率が上がります!
このような疾患の引き金となるのが動脈硬化です。
動脈硬化は血管の内側にコレステロールなどが沈着して血管が狭く硬くなり、血液の流れが悪くなった状態をさします。
動脈硬化を起こした心臓の血管の内壁から、遠く離れたお口の中にしかいないはずの歯周病関連細菌が見つかっています!
その後の研究で炎症性物質と歯周病関連細菌が血管に悪さをしていることが分かりました!
歯周病により産生される多くの炎症性物質が血管を硬くします!
すると血管が細くなり、老廃物が溜まり、結果、血栓が血管を詰まらせ心筋梗塞や脳梗塞などの疾患を引き起こします!
どちらの病気も無症状に進行して、ある日突然発症します!普段からの予防がとても重要になります!
歯肉の出血、腫脹、口臭などを感じたらかかりつけ医へご相談を!
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