乳歯から永久歯の生え変わり時期について
投稿日:2023年4月9日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
乳歯から永久歯への生え変わり時期には以下のようなことが起こっています。
・乳歯下の歯肉内では永久歯が萌出する力で乳歯の歯根を刺激します。
・永久歯に押された乳歯の歯根は吸収が起こり歯根が短くなっていきます。
・乳歯の根が短くなると、乳歯の動揺が始まり、脱落の準備に入ります。
・乳歯が脱落し、永久歯が萌出し始めます。
この過程の中で上記のように正常な交換の機能がなされない事があります。
↓
・乳歯の歯根が吸収されず、脱落時期にも関わらず動揺すらせず、乳歯がとどまっている。
・乳歯は脱落したが永久歯が生えてくるスペースが無く永久歯が生えてこない。
・隣の乳歯に萌出途中の永久歯がひっかかって萌出しきれない。
・永久歯の先天性欠如
上記のような問題がチェックのしどころとなります。
これらを放置する事によりかみ合わせや、歯並びが悪影響を受ける事があります。
乳歯は基本的には自然脱落をまちますが、場合によっては抜歯の必要があります。
5歳~12歳くらいまでは気にするようにしましょうね!
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