虫歯のリスクを高める、「ダラダラ飲食」に注意!
投稿日:2025年9月26日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
虫歯リスクを高める生活習慣
・間食が多い(一日3回以上)
・唾液が泡立つ=唾液の減少
・何かをしながら飲食する
・砂糖含有の飲食が多い
間食が多いとなぜ虫歯のリスクが高まるのでしょうか?
お口の中では、p H(酸性度)7が中性です。
食べ物を食べると食べ物を消化する働きが起こるので、摂取後に酸性pH6以下に傾きます。
この酸性により歯の表面であるエナメル質は溶け始めます。
これを「脱灰」と呼びます!
しかしながら時間の経過とともに唾液の作用により
溶け出したエナメル質の成分は再びエナメル質に取り込まれます。
これを「再石灰化」と呼びます!
お口の中では常にこの「脱灰」と「再石灰化」が繰り返し行われ、平衡状態が保たれるように
恒常機能(ホメオスタシス)が働いています!
このバランスを破壊してしまう生活習慣の代表が「多い間食」なのです!
間食が多いと、加えて、砂糖の摂取量が増えれば、脱灰の頻度は増え、「脱灰」と「再石灰化」のバランスが崩れます。その結果「脱灰」が続くようになり、虫歯へと変貌していくのです!
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