発育時期に合わせた虫歯予防について
投稿日:2020年6月24日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
乳幼児の齲蝕予防には、乳児の発育時期に応じた対策を講じることがとても重要になります。
・乳児期(出生から満1歳まで)
・幼児期前半(1~2歳代)
・幼児期後半(3~5歳代)
上記のように乳幼児の発育時期を分けてみましょう。
1)乳児期
齲蝕のリスクについて
歯が無い乳児期前半には、ミュータンス菌の定着もなく、う蝕のリスクもありません。
離乳食が開始されて乳切歯が生えてきても、ショ糖摂取の機会も少ないため、う蝕のリスクは少ないです!
齲蝕予防について
離乳期になると、乳幼児用の菓子類や糖分を含んだ飲料を与えることが多くなります。その場合は、ミュータンス菌の定着リスクが出てくるので、保護者が味見をしたり、自分が使ったスプーンで乳児に食べ物を与えたりすることは出来るだけ避けましょう!
保護者を含めた家族の口腔内のミュータンス菌を減らすことが重要になってきますので、う蝕治療や定期的な清掃は受けるようにしましょう!
ジュースなどを哺乳瓶で与える事は止めてください!ほとんどの市販の飲料水は酸性です!
もしも与えるのであれば、コップ等で飲めるようになってからにしましょう!
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