妊婦さんと歯周病の関係について
投稿日:2018年10月9日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
妊婦さんの体内で盛んに分泌される女性ホルモン。 歯周病細菌はこのホルモンが大好物です!
妊娠してから歯ぐきが腫れやすくなったと聞く事ありませんか?
歯肉炎であれば歯ぐきの周りのお掃除で簡単に治ります。しかしながら炎症が進んでいわゆる歯周病へと悪化してしまうと専門的な治療が必要となります。
後回しにせずにしっかりと治療を受けることがとても大切です。
歯肉炎:歯肉が腫れて、歯磨きで出血します。プラークと歯石を取れば、1~2週間で腫れが退き元通りに
治ります。
軽度歯周炎:歯を支えている骨が破壊され始めます。一度失われた骨は元に戻りにくいですが
まだ歯石やプラークの除去で治る事が多いです。
中等度歯周炎:骨の破壊が進み、歯の周りの組織が無くなり始めます。歯が長く見えたり、歯が揺れ動い
たりと、機能も喪失し始めます。治療も複雑化していきます。
歯周病の炎症は低体重出産と関連するとも言われています。赤ちゃんの成長に影響しかねません。
早期に歯科検診(市町村の妊産婦検診など)を受けて、歯周病を治療、予防しましょうね!
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