うがい薬で歯周病は予防できますか?
投稿日:2020年11月27日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
最近ではドラッグストアなどに行くと様々な種類のうがい薬が販売されております。
特にコロナ以降は予防としての効果期待から、「次亜塩素酸水」などこれまで市販ではあまり見られなかったうがい薬の種類も簡単に入手できるようになりました。
これらうがい薬の、細菌やウイルスに対する効果は実証されています。
しかしながらうがい薬の使用だけでは歯周病や虫歯の予防は不可能です!
うがい薬は殺菌成分を含みプラーク中の殺菌を促しますが、歯周病にとって重要な部位である、歯肉溝、歯周ポケット内の細菌を完全に滅ぼすことは不可能です。
またプラークが堆積してバイオフィルムになっている場合、その除去もうがい薬だけでは不十分です。
プラークはご自分でのブラッシングによって、歯石は歯科衛生士さんにより除去する事が出来ます。
うがい薬は上記と併用することでその効果を助けます。
また口臭が気になる時など、一時的に細菌の数を減らす目的などでも効果を示します。
次亜塩素酸水」などは口臭などに極めて強い抑制効果をもちます。使用方法が要注意なので、気になる方は是非かかりつけ医へご相談を!
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