舌と味覚のお話し
投稿日:2021年12月20日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
「甘みは舌の先で感じる」「苦味は舌の奥で感じる」「酸味や塩味は舌の側面で感じる」
舌の部位によって感じる味が違うというい話し、聞いたことありませんか?
しかしながら様々な研究を経て、現在ではこの考えは否定されています。
一昔前の話ですね!
結論からいいますと「味は舌全体に分布している器官で感じます。」
私たちはどのようにして味を感じているのでしょうか?
食べ物の味は、水溶性の「味物質」によりもたらされます。
「味物質」は、甘味、酸味、苦味、うま味のそれぞれの中に存在します!
甘みの味物質:ショ糖、果糖、ブドウ糖
酸味の味物質:クエン酸(柑橘類)、酢酸、乳酸
塩味の味物質:塩化ナトリウム(塩)
苦味の味物質:カフェイン(コーヒー)、モモデルシン(ゴーヤ)、
うま味の味物質:グルタミン酸(昆布、トマト)、イノシン酸(鰹節、肉、魚)、グアニル酸(キノコ)
これらの味物資は水溶性なので、唾液に溶けてます。そして舌の器官へと情報が伝達されていきます!
つづく
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