ラミネートべニアとダイレクトべニアについて
投稿日:2023年8月4日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
前回はラミネートべニアについてのメリット・デメリットについてお話ししました。
デメリットを補う方法として、コンポジットレジンを用いた「ダイレクトべニア」を紹介いたしました。
セラミックとコンポジットレジンとの審美的な違いは「質感」にあると考えます。
セラミックの質感は独特の艶が出せる事です。また硬さもあるために、微細な湾曲や凹凸を表現するのにとても優れています。
この特徴がセラミック治療最大の特徴と言えるでしょう。
一方で、コンポジットレジンのメリットを挙げると
・セメントラインが無い
・同じ材料での修復可能
・即日完了
・優れた色調を有する
などが挙げられます。
デメリットとは
・セラミックと質感が異なる
・術者の技量の差がでる
などが挙げられますがデメリットの方が少ないと考えられます。
ラミネートべニアに使用する材料にも「ジルコニア」などのラインナップもあり破折への対応ができるようになってきています。ジルコニアの前歯部使用については賛否両論ありますが・・・
ラミネートべニアも術者の技術と精度の追求が必要となります。長期安定性も良く、予後も良い物を装着する事は簡単ではありません。
治療を希望される方は歯科医と十分に話し合うことをお勧め致します。
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