咀嚼と嚥下についてのお話
投稿日:2025年2月17日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
咀嚼と嚥下というと何のことやら分からないかもしれませんが、簡単にいうと
「噛んで」「飲み込む」ことです。
日々当たり前のように無意識で食べ物を噛んで、飲み込んでいますが、この二つの機能は人間として生きるためのとても大切な機能です。
深掘りして行きましょう!
「咀嚼」とは?
食べ物を飲み込めるように歯を使って、食塊を細かく粉砕します。
唾液の分泌を促して、嚥下を可能にします。
食塊を細かくすることで、飲み込みやすくなり、胃のなかに入る食べ物が、より吸収されやすくなり
消化器官への負担を軽減します。
実際には、咀嚼することで唾液腺が刺激されて唾液が分泌され、舌の機能により食塊が唾液で覆われて泥状になるまで何度も咀嚼されてから嚥下されます。
早食いは消化器官に悪影響を及ぼすだけではなく、歯列の湾曲など歯の並びの形態まで影響を及ぼします!
成長期のお子さんは咀嚼回数が増えるような食べ物を与えることは、顎顔面の成長発育にとってとても大切なことです!
しかしながら成人においては時に悪影響を与えてしまうことがあるので、硬い物は避けて、消化に良い食べ物を選ぶことがとても大切であると考えます。
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