お口の臭い気になる方へ
投稿日:2024年1月23日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
これまでお話させていただいたように、口臭の原因の殆どはバクテリア、それも空気が無くても生きることができる嫌気性細菌、主に歯周病の原因菌となっている細菌です。
原因が明らかなものはその原因を取り去れば問題解決できます!
歯周病であれば歯周病の治療を、むし歯であれば虫歯治療を、親知らずであれば抜歯を、
など原因により治療方法も様々ですので歯科医に相談することが最も早い解決策となります。
一方で、原因が見つからない場合の口臭治療、原因が物質的なものでない場合には治療が複雑かすることがります。
つまり口臭測定器などを使用してガスの検知をしても結果は正常、歯周病検査でも正常、虫歯や補綴物もなく、唾液の量にも問題ない健康なかたで口臭を訴え悩んでいる方もいます。
それは心理的口臭とも言われ、実際には口臭は無いと判断されているが、口臭があると思い込んでいる場合です。この場合においては、心療内科を含め治療の範囲が広がります。
その中で口臭外来などの患者さんアンケートから分かることが多々あり、その中でも共通点があることがわかります。
病的な口臭がなく、自身で口臭があると訴える方の特徴として「他人の口臭が気になり許せない」ことが挙げられます。
まず他者に対する嫌悪を無くしてある程度受け入れてみることを実践してみると、自分に対する口臭が気にならなくることもあります。
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