歯周病治療の流れについて
投稿日:2024年6月25日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
歯周基本治療が終了して歯周検査を行い、良好な結果を得ることが出来たら「メインテナンス」へ移行します。
「メインテナンス」では、増殖したバクテリアの除去(歯石やプラークの除去)、歯面清掃、バクテリアの付着具合や付着部位の特定、う蝕やその他疾患の有無などを徹底的に探って、歯周病の再発防止や他の疾患の早期発見に努めます。
歯周病に罹患された患者さんの初診時のお口の中の様子は、メインテナンス時には見違えるほど改善されているのが一目瞭然となります。
それだけお口の中で変化が起こるのです。
歯周病は病状の程度により予後は変わります。特に歯を支える歯槽骨の量に依拠します。たくさんの歯槽骨が残存していれば予後は良い確率が上がります。反対に歯槽骨が少ない場合には予後が悪くなる可能性が増します。
歯周病は寛解しますが完治はしません。日々のケアを怠ると容易に歯周病に罹患します。
メインテナンスは良好な状態を維持するために不可欠な治療なのです。
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