お口の機能低下についての続き
投稿日:2021年8月29日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
「嚥下」、つまり飲み込むことですがお口の機能の中でもとても重要な機能の一つです!
嚥下を行うためには他の様々な器官や筋肉が携わっています。その中でも「舌」や「咽頭蓋」が嚥下機能と深く結びついています。
咀嚼された食べ物は舌の機能により喉へと運ばれます。のどの奥には「食道」と「気道」があります。
食道は胃へ繋がり、
気道は肺へと繋がっています。
喉に運ばれた食べ物は、「咽頭蓋」と呼ばれる蓋(ふた)によって気道へ食べ物が入らないようになり、食道へ運び込まれます。
これらの一連の動きは、脳神経による反射運動で無意識で行われる機能です!
舌の機能が低下すると食べ物が十分にのどまで送り込まれません。そして咽頭蓋の弁の動きが低下すると、食べ物が通過するときに気道を閉鎖する蓋が間に合わず、気管に間違えて食べ物が入り込むと「誤嚥性肺炎」を引き起こしかねません。
舌は筋肉ですから、トレーニングする事で老化を防ぐことが出来ます。
咽頭蓋の蓋は鍛えることはできませんが、食べ物の選択、食べ方の工夫、食べる姿勢、食べる速さなどで対応する事はできます。
もちろん普段から免疫を上げるような生活習慣を実行する事もとても大切です。
1日15分太陽の光を浴びるようにしましょう!
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