正しい姿勢から得られる機能について
投稿日:2022年6月10日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
正しい姿勢において頭部はまっすぐ上部へ背骨の延長線上に位置します。
頭部が前傾していたり後傾していたりするとお口の機能に悪影響を与えかねません!
正しい姿勢で食べる事は、舌や歯、口唇などに正しい機能を促します!
舌を動かす舌骨筋は胸骨や肩甲骨に繋がっており、姿勢により影響を受けます。
・舌骨が下がるような姿勢をすれば、気道が狭くなり呼吸に影響がでます。
・頭部が前傾して顎が前につき出るような姿勢をしていると口唇が開きやすく、
「お口ポカン」になりやすくなります。
唇と舌の筋肉の力は歯の位置に影響を与えます。
・唇を締める時の力は歯を外側から押す力となります。
・舌が前に出る時の力は歯を内側から押す力となります。
これらの筋力により歯の位置は平衡状態を保つことが出来ます。
例えば
口唇を閉じる力が弱く、「お口ポカン」の状態で、舌が内側から歯を押す力が発生した場合には
歯は前方へ傾斜します!
下唇を噛む癖があるお子さんなどでは、下の前歯が内側に傾斜して相対的に上の前歯が出っ歯になる事もあります。
姿勢は様々な影響を与えます! 正しい姿勢で食事をしましょう!
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