妊娠と虫歯について
投稿日:2018年10月5日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
前回に引き続き「妊娠するとはが悪くなる」についてもう少しお話しを深掘りしましょう。
お口のトラブルを起こしやすくするリスク
1)つわり:・歯ブラシを口に入れるとオエッとなる。
・今まで使用していた歯磨き粉が苦手になり歯磨き自体さぼりがちになる。
・胃液の逆流により歯が溶ける。
2)食の好みの変化:・甘い物が食べたくなる
・酸っぱい物が好きになる(酸により歯の表面が溶けます)
3)間食:・妊娠前とおなかが減るタイミングが変わりやすいために間食が増えることも少なくありません
それが甘い物だと虫歯になりやすくなります。
4)唾液の減少:・妊娠による身体の変化に伴なって唾液の分泌量減り、唾液の粘り気が増し
お口の中が洗い流されにくくなります。
・また唾液が減ると虫歯になりかかった時に、はを修復してくれる唾液の再石灰化作用が
減弱してしまいます。
上記のリスクを抑える身近で簡単な方法として水でお口をゆすぐことがあります。完全な予防方法ではありませんが、酸によるリスクは幾分か抑えることが出来ると思います。
また舌の運動などで唾液の出を促すことも可能です。気になさっている方は歯科医院で相談くださいね!
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