歯の汚れ、着色、何故おこる?どのように落とす?
投稿日:2020年1月26日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
「毎日歯を磨いているのにどうして着色してしまうの?」
と感じてしまう方が多いのではないでしょうか。
着色のメカニズム
・歯の表面に「ペリクル」と呼ばれる唾液性のタンパクが付着して、その上に色素やタンパク、金属イオンなどが少しづつ堆積して、色が濃くなっていきます。
色素のなかでも「ポリフェノールを含む食品は著しく着食の原因となります。」
お茶、赤ワイン、コーヒー、チョコレート、ブルーベリー、などが有名です。
炭酸飲料水、柑橘系、酸性のものと一緒に採ると着色しやすいと言われています。
食品以外では、たばこ、洗口剤(イソジンなど)、漢方薬、なども着色の原因となります。
着色対策
歯ブラシで歯の表面をゴシゴシ磨いても、歯の表面が傷ついて、さらに着色しやすくなってしまうので
あまりお勧めできません。
効果的に着色を落としましょう!
歯磨き剤の中には、着色汚れを落としやすくする成分が含まれているものがあります。
代表的のものとして「PEG、PVP」など浸透圧が高くよごれの隙間に入り込んで浮き上がらせる効果があります。
他にも「ポリリン酸ナトリウム」などは着色物質自体を除去することができるので
ゴシゴシ磨く必要がありません。
またホワイトニング成分の入った歯磨き剤など、最近では様々な商品があります。
こまったら、歯科医師またはしか歯科衛生士に気軽にお尋ねくださいね!
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