お口のにおいが気になる方へ
投稿日:2017年12月16日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
なかなか他人に打ち明けることのできない悩み「お口のにおい」、気になっている方が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
においのキツイ食べ物(ニンニク、玉ねぎetc)を食べた後など、一時的なにおいに関してはそれほど問題にはならないと思いますが、そうでない場合に感じるいわゆる「口臭」に関しては悩みとなることがしばしばあります。
そもそもなぜ口臭が出るのでしょうか?
人が食物を摂取してガス(おなら)を出すように、お口の中のバクテリアも生きていくうえでガスを出します。すべてのバクテリアが同じようなにおいのガスを出すわけではありませんが、その中でも特殊なバクテリア(Pgと呼ばれます)が出すガスは強烈なにおいを発します。嫌気性細菌といって酸素のない環境で生きています。お口の中では、主に歯と歯肉の間に潜んでいます。いわゆる歯周病細菌といわれるバクテリアです。
つまりお口の中に歯石やプラークが溜まっているとにおいが出てくるということです。においの原因は他にも多々ありますが最も多い原因は、これらによることがほとんどです。
したがってしっかりとお口の中のバクテリアコントロールをすることができればほとんどの場合改善されます。お悩みの方がいらっしゃるようであれば是非かかりつけの歯科医院へ相談されるとよろしいかと思います。
■ 他の記事を読む■