インフルエンザとお口の関係について
投稿日:2020年2月22日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
新型コロナウイルスによる被害が広まっていますが、同時にインフルエンザも蔓延しています。
皆さま、うがい、手洗いなど各個人でできる予防対策を怠らないようにご注意くださいね。
予防対策の一環として、お口の中を清潔に保つことは非常に重要だと考えられています。
インフルエンザウイルスを例にお話しいたします。
結論から申し上げると、虫歯や歯周病などのお口の病気にかかっている人や、お口の中の清掃状態が不良な人は、インフルエンザにかかりやすく、重篤になるなりやすい事が明らかになっています。
ウイルスは、細胞にくっついて、その中に入り込んで生きる病原体です。インフルエンザに侵された細胞が増えていき、インフルエンザが発症します。
お口の中には数えきれないほどの細菌が住み着いています。数百億ともいわれます。
お口の中の清掃状態が不良であったり、歯周病などの病気を患っている場合その数は数千億にのぼるります。
これら細菌が出す酵素がインフルエンザウイルスが罹患しやすくなることに関わっているのです。
過剰に増えた細菌は、インフルエンザウイルスの感染を助けます。
日頃から、お口の清掃を怠らず、清潔を保つことが、ウイルスの感染を予防することに繋がります!
■ 他の記事を読む■