歯周病とからだの関係について
投稿日:2019年8月26日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
歯周病と身体の関係については長年研究されていますが、歯周病菌自体が引き起こす病気と歯周病による炎症が病気の引き金になる場合とあります。
大きく分類すると
・動脈硬化による、脳梗塞、心筋梗塞
・糖尿病
・誤嚥性肺炎
・早産、低体重出産
となります。
これから歯周病の治療を受けたり、予防へのインセンティブに繋がるために
知って頂ければと思います。
歯周病と動脈硬化について
脳梗塞、心筋梗塞ともに血管が詰まることによって起こる病気です。
歯周病細菌が血管内に入り込むと、血管の内壁に入り込んで堆積します。すると身体の免疫機構が働いて細菌を攻撃します。その残骸が溜まり血管が硬化して血流を阻害することにより病気に至ります。
血管内から実際に歯周病細菌は検出されています。
最近では、心臓疾患で病院へ通われている患者さんにおいては担当医から口腔内のバクテリアコントロールについての情報提供を求められることが少なくありません。
それだけ医科においても歯周病と身体の関係についての知識が浸透している証拠だと思います。
お口の中のバクテリアコントロールは様々な病気の予防に繋がりますので
まずは、気を向けるようにしてくださいね!
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