シーラントは必ずやるべきですか?
投稿日:2019年5月17日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
「シーラント」聞いたことあると思います。
・シーラントは虫歯予防の強い味方です!
奥歯の溝は食べかすやプラーク(細菌のかたまり)が溜まりやすく、虫歯の出来やすい部位です。
溝が深いと、歯ブラシの先も届きません。
シーラントはその溝を樹脂で埋める事で、虫歯予防となるのです。
しかしながら、シーラントする前には前処置といって、シーラントが歯に付きやすくするための処置をおこないます。その時にしっかりと汚れを落としていないと細菌を封じ込めることになり、シーラントの下から虫歯になってしまうことも少なくありません。
しっかりと前処置を行ってもらってから処置すると予防効果も向上します。
・シーラントをしなくても良い場合
1)奥歯の溝が浅い
2)しっかりと歯磨きできておりプラークが溜まっていない。
3)他の歯に虫歯や虫歯の処置が無い。
歯のは脱灰(歯の成分が溶けだす)と再石灰化(脱灰を元に戻す作用)を繰り返して硬くなります。
シーラントで覆われた歯の表面はこの作用が遮断されます。
すべての歯にシーラントをしないといけない事はありません。
適切な診断の下でシーラント処置を受けましょう!
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