ブリッジが壊れて食事ができない
投稿日:2017年12月3日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
昨日、浜松から「ブリッジが壊れて食事ができない」を主訴に当院の開業当初から通っていただいている患者さが来院されました。朝一番でお見えになりまして早速拝見しましたが上の歯列の奥歯から前歯まで繋がっているブリッジが破折して「ぷらぷら」な状態でした。これでは、とても食事どころでは無い状態で早急な治療を要しました。
治療を進めるにあたりブリッジはどうしても外さなければなりません。ブリッジは、ワンピースで製作されており(全部一つに繋がっている状態)一度外すと元には戻りません。即ち「歯が無い状態」でお帰りいただく事になります。今回のケースは上の前歯も全部ブリッジで繋がっているためにさすがにこの状態でお返しすることはできず応急処置に留まりました。つまりまたブリッジが取れる可能性があるということです。
今回のようなブリッジが一つに繋がっている場合にブリッジの支えとなっている歯に何か問題が起きた時にその問題を解決するのにブリッジごと外さなくてはならないケースが少なくありません。したがってブリッジを選択する際にある程度その先を見越して治療を進める必要があります。選択肢は他にないのか?ブリッジにした場合おおよそどれくらいもつのか?など治療計画を吟味することがとても大切になります。
これからブリッジなど被せ物を計画しておられる患者さんがいるようでしたら歯科医と十分に話をしてから治療方針を決められるとより良い予後に繋がるでしょう。
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