歯周病と誤嚥性肺炎について
投稿日:2019年9月7日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
誤嚥性肺炎とは、
誤嚥(食べ物や唾液が誤って気道内に入ってしまうこと)から発症する肺炎のことです。
歯周病になってお口の中に歯周病細菌が増殖している状態だと、誤って肺に入り込む細菌の量も増えます。
単純明快でありますが、現実的に非常に多い病気であり、歯周病もその原因の一因となっているのです。
高齢者肺炎の多くは誤嚥性肺炎と報告されています。
高齢者においては、舌やお口の周囲の筋肉が衰えて飲み込む力(嚥下と言います)が弱っていることが少なくありません。食事の時に頻繁にむせるのは飲み込む力が衰え始めている証と捉えても問題でないでしょう。
高齢者への口腔ケアのお勧め
口腔ケアの専門家である歯科医師、歯科衛生士による口腔ケアをすることで、発熱、肺炎の発症率や死亡率を抑制するデータも出ています。お口の中の衛生状態の悪さは、感染症の発症に直結します。
普段から歯磨き、うがい薬による洗口などお口の中を清潔に保つ習慣が誤嚥性肺炎の予防に繋がりますので
是非習慣つけてくださいね!
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