歯磨剤の選び方について 続き
投稿日:2026年7月10日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
歯周病が気になる方へ!歯周病予防に効果的な歯磨剤の選び方
日本では成人の約8割が歯周病、もしくはその予備軍と言われています。「歯茎から血が出る」「歯茎が腫れている気がする」「口臭が気になる」という方は、歯周病に対応した歯磨剤を選ぶことが大切です。
歯周病予防に効果的な主な成分をご紹介します。
**① 塩化セチルピリジニウム(CPC)・トリクロサン**
殺菌作用があり、歯周病菌の繁殖を抑える効果があります。
**② β-グリチルレチン酸・グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)**
歯茎の炎症を抑える抗炎症成分です。歯茎の腫れや出血が気になる方に向いています。市販の歯磨剤によく配合されています。
**③ 塩化リゾチーム**
歯茎の炎症を抑え、組織修復を助ける酵素です。
**④ ビタミンE(酢酸トコフェロール)**
歯茎の血行を促進し、健康な歯茎の維持を助けます。
**⑤ 硝酸カリウム・乳酸アルミニウム**
これらは知覚過敏にも使われますが、歯茎の健康維持にも役立つ成分です。
ただし、ここで一つ重要なポイントをお伝えします。**歯周病の本当の予防・治療は、歯磨剤の成分だけに頼ることはできません。**
歯周病の原因は歯と歯茎の境目(歯周ポケット)に潜む歯周病菌です。歯磨剤がそこまで届くためには、正しいブラッシングが必須です。また、歯石は歯ブラシでは取れないため、定期的な歯科医院でのクリーニング(PMTC)が欠かせません。
歯磨剤はあくまで「補助ツール」として上手に活用しながら、**正しいブラッシング+定期検診のセット**で歯周病対策をすることが大切です。
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