歯磨剤の選び方について
投稿日:2026年7月17日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
子ども・高齢者には特別な配慮を
歯磨剤は「家族全員が同じものを使えばよい」というわけではありません。年齢やお口の状態によって、適切な歯磨剤は大きく異なります。それぞれのライフステージに合った歯磨剤を選ぶことが、健康なお口を守るうえでとても重要です。
まず、乳幼児・小児用の歯磨剤についてです。子ども用の歯磨剤はフッ素濃度が低く設定されており、誤って飲み込んでも安全な成分で作られています。子どもが好む甘い味やフルーツ味のものも多く、歯磨きを楽しく習慣づけるための工夫がされています。歯が生え始めたら早めにフッ素入り歯磨剤を使い始めることで、虫歯予防の効果を高めることができます。使用量は年齢によって異なりますので、歯科医師に確認しながら適切な量を守るようにしましょう。
次に、高齢者の方へのアドバイスです。年齢を重ねると唾液の分泌量が減少し、ドライマウス(口腔乾燥症)になりやすくなります。唾液には口の中を清潔に保ち、虫歯や歯周病を防ぐ大切な役割がありますので、唾液が減ると様々なお口のトラブルが起きやすくなります。そのため、高齢者の方には保湿成分が配合された歯磨剤や、口腔乾燥対策に特化したジェルタイプの製品がおすすめです。また、加齢とともに歯茎が下がり歯の根元が露出しやすくなるため、知覚過敏対策成分や低研磨タイプの歯磨剤を選ぶことも大切です。さらに、入れ歯(義歯)をお使いの方は、天然歯と義歯では使用する清掃用品が異なります。義歯には通常の歯磨剤を使うと傷がつく場合がありますので、義歯専用のクリーナーを併用することを強くおすすめします。
年齢に応じたお口のケアを丁寧に行うことで、生涯にわたって健康なお口を保つことができます。ご家族みなさんで、それぞれのお口の状態に合った歯磨剤を選んでいただけると嬉しいです。わからないことがあれば、いつでもお気軽に歯科医院へご相談ください!
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