誤嚥性肺炎について
投稿日:2026年8月8日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは、食べ物や飲み物、または口の中の細菌が、誤って気管や肺に入り込むことで起こる肺炎です。
通常、私たちが食事をするとき、食べ物は食道を通って胃へと運ばれます。しかし、加齢や病気などによって飲み込む力(嚥下機能)が低下していると、食べ物や唾液が誤って気道へ流れ込んでしまうことがあります。これを「誤嚥(ごえん)」といいます。
誤嚥が起きると、口の中に潜んでいる細菌が肺に入り込み、炎症を引き起こします。これが誤嚥性肺炎です。健康な若い方であれば、細菌が気道に入り込んでも、免疫の働きによって撃退できることがほとんどです。しかし、高齢者や体力が低下している方の場合、免疫力も同時に弱まっているため、肺炎へと進行しやすくなります。
誤嚥性肺炎は日本人の死因の中でも上位に位置する、非常に怖い病気のひとつです。特に75歳以上の高齢者が発症する肺炎の多くは、この誤嚥性肺炎が原因と言われています。
「食事中によくむせる」「食事に時間がかかるようになった」「食後に痰が増えた気がする」といったサインは、誤嚥が起きているサインかもしれません。
こうした変化を感じたら、早めに医師や歯科医師へ相談することをおすすめします。日頃からお口の健康に気を配ることが、誤嚥性肺炎の予防への第一歩となります。
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