誤嚥性肺炎についての続き
投稿日:2026年8月18日 執筆者:院長 歯科医師 永井伸頼
カテゴリ:院長ブログ
誤嚥性肺炎は、特定の状況や状態にある方に起こりやすいとされています。
まず最もリスクが高いのが、**高齢者**です。
加齢とともに飲み込む力や咳をする力が自然と弱まっていくため、誤嚥が起こりやすくなります。また、咳をして異物を外に出す力(咳嗽反射)も低下するため、誤嚥しても気づかないケースも少なくありません。
これを「不顕性誤嚥(ふけんせいごえん)」といい、特に注意が必要です。
次に、**脳卒中や神経疾患のある方**です。脳や神経の障害によって、飲み込みに関わる筋肉がうまく動かなくなることがあり、誤嚥のリスクが高まります。
また、**寝たきりや介護が必要な方**も、口腔ケアが十分に行き届かないケースが多く、口の中の細菌が増えやすい環境になりがちです。
さらに、**歯周病や入れ歯の汚れが多い方**も要注意です。
口の中の細菌量が多ければ多いほど、誤嚥したときに肺炎へと発展する危険性が高まります。
そして意外に思われるかもしれませんが、**口が乾燥しやすい方(ドライマウス)**も注意が必要です。唾液には細菌を洗い流す働きや、粘膜を保護する働きがあります。唾液の分泌が減ると細菌が増えやすくなるだけでなく、飲み込む力も低下しやすくなります。薬の副作用や口呼吸によってドライマウスになっている方も多いため、気になる方はぜひ歯科医院へご相談ください。
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